病院の待ち時間の長い理由とは?実際に医療現場で働いている立場から考えてみた
病院に行くと必ずと言っていいほど待たされますよね!?
それも何時間も!!朝イチに行ったのに、もうお昼だよ!!
そんな事ありませんか?
病院で待ち時間が長い理由を実際に医療現場で働いている自分がそんな疑問・理由について考えてみました!!
働いているからこそ、気づいた点を書いてみました。
病院の長い待ち時間の解決法ではありません。
待ち時間が長くなる理由についてですのでご了承ください。
目次です。
病院の待ち時間の長いのにはどのようなことをしてるからなのか?その流れとは?
病院にはどのような人が来て待っているのか?
- 予約の人
- 他の病院から紹介して来た人
- 飛び入りの人
- 緊急の人
- 健康診断に来てる人
- 入院患者の人
外来受診する人だけではないですので、どのような順番になっているのかは不明。
優先順位は少なくとも重症の人は早いのかもしれません・・・
診察が終わり帰宅する人にも、このように振り分けられます
- 1回来て終わりの人
- 次回予約の人
- 入院が必要な人
- 他の病院へ紹介される人
その都度、それぞれに説明がされます。
病院に来てから帰るまでの大まかな流れ
流れ | |
最短 | 受付→待ち→診察→待ち→会計→待ち→処方箋もらう→帰宅 |
検査1つ | 受付→待ち→診察→待ち→検査→待ち→結果診察→待ち→会計→待ち→処方箋もらう→帰宅 |
検査2つ | 受付→待ち→診察→待ち→検査1→待ち→検査2→待ち→結果診察→待ち→会計→待ち→処方箋もらう→帰宅 |
検査3つ | 受付→待ち→診察→待ち→検査1→待ち→検査2→待ち→検査3→待ち→結果診察→待ち→会計→待ち→処方箋もらう→帰宅 |
検査+入院 | 受付→待ち→診察→待ち→検査→待ち→結果診察→待ち→入院説明→待ち→入院 |
その他 | その他・・・ |
検査の内容
採血、点滴、レントゲン、マンモグラフィ(乳房X線)検査、CT、MRI、消化管造影検査、超音波、心電図、呼吸機能、脳波、聴力、内視鏡 ・・・
1つや2つならまだしも、3つ4つさらに多いとその分待ち時間が長くなります。
病院の待ち時間が長くなってしまう理由を医療現場の立場から考えてみた
同じ医療の現場で働いてますが、なぜそこまで待ち時間が長いのか不明です!!
自分は検査部門ですが、一昔よりはかなり技術の進歩により一人あたりの検査の時間は短くなっていることは確かですが、無駄な検査が多いため本当に必要な検査が遅れることは多々あるのは実感しています。
車の渋滞的な理由
例えば、ETCを使わない料金所と考えてみるとわかりやすいでしょうか!?
①受付、②診察、③会計、④処方箋の最短でも4つの料金所を通るとなれば、4回渋滞に捕まっているのと同じだと考えられます。
1つの渋滞ですら大変ですので4つ渋滞が重なるとなると、考えただけで目が回りそうです!
スッタフ側から考えた理由
- カルテがまだ来てない
- 患者さんがどこかに行ってしまっている
- 検査がまだ終わらない
- 検査結果がまだこない
- 入院患者の具合が悪くなった
- 救急車の対応をしなければならない
- 話が通じない(耳が遠い・言葉が通じない・認知のため症状が不明)
これらのため、時間が遅れると考えられます。
診察に呼ばれる順番は?どうなっているのか?
ココが1番大事な所です!!
遅かれ早かれ、呼ばれる順番が決まるのはドコなのでしょうか?
働いているにもかからわず、ココわからないのはお恥ずかしいです。
一応わかっているのは、内科・外科・整形外科・脳神経外科とか科ごとに振り別れています。
受付済んだカルテがそれぞれの科ごとに別れて順番に並んでいます。(コレは確認済み)
順番通りに呼ばれれば問題ありませんが、1度検査とかに行ったカルテが戻って来た場合のカルテの順番はどうなっているのでしょうか!?
その1→そのまま順番通りに呼ばれる。
その2→検査から戻ってきたら優先して呼ばれる。
この2つに関しては、全くわかりません。
その1であってほしいような、1度診察してるのだから結果が出た時点で、もう一度結果の診察を優先的にしてるのか・・・
その判断をしてるのは、誰なのか!?医師なのか!?看護師なのか!?それとも!?・・・
謎が深まるばかりです!!
病院の長い待ち時間の対処法
気休め程度にしかなりませんが、
本や雑誌を持って行く
携帯でゲームかネットをやる
病院の売店で雑誌を買って読む
病院のレストランで何か食べるとか喫茶でお茶を飲んで待つ
隣の人と話をしながら待つ
ひたすらじっと待つ
具合が悪いなか待っていますので、とてもそんな気分にはなれないと思いますが、早く呼ばれることを祈るばかりです。
1番の原因は気軽に病院に受診出来るところ
日本特有なのかもしれませんが、医療費が関わってきているのもあるのかもしれません。
日本の健康保険を払っている人は、3割負担が当たり前ですが、アメリカなどは自健康保険払う人そういません。
そのため10割負担で超高額な医療費になりますので、気軽にはかかれません!
日本がコンビニ診療と言われているのには、ココにあります。
ちょっとお腹痛い、少しのかすり傷、子供が頭ぶつけた、指はさんだ・・・
モンスターペアレンツ!親が過剰に検査をしたがる!心配だから!
本当は必要がないのに、変に知識があるので、○○の検査をしてください!!
なんて事あります。
そんなお気軽に来る人達のおかげで、本当にすぐ医療を必要としている人たちが診療するのが遅れてしまうのが現状といってもいいのかもしれません。
それを仕分けている人は、わかっているのかもしれません・・・
まとめ
待つ側も、待たせる側も、よりよい医療を受けられるようお互いが協力してしてもらうことが一番ではないでしょうか!